2026年10月現在の調査結果です。数字や制度は、日々変わる場合もあります。
岡山で注文住宅を建てる費用は、土地を別に用意するか、土地から買うかで大きく変わります。住宅金融支援機構の調査では、土地を別に用意した岡山県の注文住宅の建設費は平均4,286万円でした。ただし、これはフラット35を利用した53件の平均で、岡山の相場とは言い切れません。
「岡山の相場はいくらか」を調べても、数字の対象や範囲がそろっていないと、比べようがありません。この記事では、公的な調査で確認できた数字と、確認できなかった数字を分けて示します。
あわせて、費用を左右する性能・デザイン・土地の見方と、見積もりで確かめることを順に整理します。最後は、ハンズホームの間取り相談会の案内です。
岡山の注文住宅の建設費は、平均いくら?
土地を別に用意して建てた注文住宅の建設費は、岡山県で平均4,286万円、全国で平均3,932万円でした。フラット35を利用した人の平均で、岡山県は53件です。
数字は、住宅金融支援機構の「2024年度フラット35利用者調査」です。2024年4月から2025年3月に承認された案件が対象で、注文住宅は「建設費をフラット35で借り、土地取得費はフラット35で借りていないもの」と定義されています。建設費には、工事費のほか、設計費や屋外の工事なども含まれます。
| 見る点 | 岡山県 | 全国 |
|---|---|---|
| 建設費 | 4,286万円 | 3,932万円 |
| 住宅面積 | 124.3㎡ | 118.5㎡ |
| 1㎡あたりの建設費 | 35.0万円 | 33.3万円 |
| 集計した件数 | 53件 | 3,272件 |
出典:住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」。平均値です。フラット35を利用した人に限った数字で、岡山県は53件と少ないため、岡山の相場としてそのまま読むことはできません。
土地から買う場合は、土地の費用が加わる
土地もフラット35で借りた「土地付注文住宅」では、建設費と土地取得費の合計が岡山県で平均4,633万円でした。
土地を持っていない場合は、建物の費用とは別に、土地の費用を見込みます。同じ調査の「土地付注文住宅」の数字を、次の表にまとめます。
| 見る点 | 岡山県 | 全国 |
|---|---|---|
| 建設費 | 3,593万円 | 3,512万円 |
| 土地取得費 | 1,039万円 | 1,495万円 |
| 建設費と土地の合計 | 4,633万円 | 5,007万円 |
| 住宅面積 | 114.1㎡ | 111.1㎡ |
| 集計した件数 | 82件 | 6,330件 |
出典:住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」。平均値です。岡山県は82件と少なく、合計は建設費と土地取得費の平均を足した数字で、端数処理のため合計が一致しない場合があります。
全国の数字には、首都圏などの三大都市圏が含まれます。三大都市圏を除いた全国の「その他地域」では、土地取得費は平均985万円でした。全国の数字をそのまま岡山の目安にしないよう、注意してください。
岡山の中でも、市街地か郊外か、広さや形によって土地の費用は変わります。この調査では、岡山県内の地域別の土地代までは確認できませんでした。
調査によって数字が違う理由
相場の数字は、調査ごとに「誰を対象に、何を含めて」集計したかが違います。
国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査」では、注文住宅を取得した世帯の住宅購入資金は、全国で平均6,188万円、中央値5,030万円でした。令和5年度中に入居した世帯のうち、注文住宅の回答は505件です。
先ほどの建設費3,932万円とは、1,000万円以上の開きがあります。住宅市場動向調査の資料では、この「住宅購入資金」に土地代が含まれるかを確認できませんでした。また、この資料の抜粋では、岡山県単独の数字は確認できませんでした。
数字を見るときは、次の3点を確かめます。
- 対象は、土地を別に用意した人か、土地から買った人か
- 金額に、土地代や外構の工事が入っているか
- 岡山県の数字か、全国の数字か。集計した件数はいくつか
「岡山の坪単価」を示す公的な一次資料は、今回の調査では確認できませんでした。ネット上の坪単価は、含まれる工事の範囲が会社ごとに違う場合があります。そのまま並べて比べないでください。
費用を左右する4つのこと
同じ広さでも、性能・デザイン・土地・見積もりの範囲で、総額は変わる場合があります。
| 見る点 | 確かめること | 理由 |
|---|---|---|
| 性能 | 断熱や耐震を、どの等級まで求めるか。その前提の金額か | 求める等級によって、材料や工事の内容が変わる場合があります |
| デザイン | 外観の形、外壁や床の素材、造作の量 | 形や素材によって、工事の量や材料費が変わる場合があります |
| 土地 | 地盤、高低差、前の道路の幅、広さと形 | 地盤の対策や造成が必要になると、建物とは別に費用がかかる場合があります |
| 見積もりの範囲 | 設備、外構、照明、カーテンなどが含まれているか | 含まれていないと、後から総額が増える場合があります |
ここに書いたのは一般的な見方です。金額は、土地と間取りが決まったうえでの見積もりで確かめます。
高性能の目安になる「等級」の見方
高性能かどうかは、言葉の印象でなく、耐震や断熱の「等級」で見ます。
耐震等級
住宅性能表示制度では、耐震等級(倒壊等防止)が三段階あります。一般社団法人住宅性能評価・表示協会の説明では、いちばん低い段階は建築基準法で定められた地震力に耐えられるものです。真ん中の段階はその1.25倍、いちばん高い段階は1.5倍の力に耐えられるものとされています。
断熱等性能等級
断熱の性能は「断熱等性能等級」で示されます。国のみらいエコ住宅2026事業では、住宅の区分ごとに「断熱等性能等級五以上」「六以上」といった要件が設けられています。
等級は、設計の内容で決まるものです。「高性能です」という説明だけでなく、どの等級を前提にした見積もりかを確かめましょう。
おしゃれな家は、お金をかける場所を決める
デザインにこだわるほど費用は増える場合があるため、先に優先順位を決めます。
外観、リビングの天井や窓、造作の収納など、気になる場所は人それぞれです。全部を叶えようとすると、予算を超える場合があります。
- 1譲れない点を3つまで書く外観の形、窓の大きさ、床の素材など、写真や間取りを見ながら決める
- 2見積もりを項目ごとに見る本体、付帯の工事、外構、設備に分けて、それぞれの金額を確かめる
- 3差が出た項目から調整する譲れない点は残し、ほかの項目の素材や量を見直す
見積もりをもらったら聞くこと
金額の大小より先に、何が含まれているかをそろえて確かめます。
- この金額に、設計費・申請費・屋外の工事は含まれていますか
- 断熱や耐震は、どの等級を前提にした金額ですか
- キッチンや浴室などの設備は、どのグレードの金額ですか
- 地盤の調査や改良が必要になった場合、金額はどう変わりますか
- 見積もりに入っていない費用は、何がありますか
複数の会社を比べるときは、同じ質問を同じ順で聞き、金額の差の理由を確かめます。
ハンズホームでの相談
ハンズホームには、常設のモデルハウスはありません。
間取り相談会は、岡山市北区田中の本社で行う予約制の相談です。所要時間は60分ほどで、相談料は0円です。公式ページには「まず、見るだけで大丈夫です」と案内しています。「好き・気になる」と思った間取りを、一緒に見ていきます。
ここに書いた相談会の内容は、公式ページの記載に基づきます。日程や空き状況は、相談会のページで確認してください。
根拠として参照した公開資料
本文の数字や等級の説明は、次の公開資料で確認できた範囲だけを載せています。
- 2024年度フラット35利用者調査(集計表・調査の概要) 作成者:住宅金融支援機構 公表:2025年7月25日 確認日:2026年10月6日
- 令和6年度住宅市場動向調査 調査結果の概要(抜粋) 作成者:国土交通省 住宅局 公表:2025年7月18日 確認日:2026年10月6日
- 地震などに対する強さ(構造の安定) 作成者:一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 更新日:記載なし 確認日:2026年10月6日
- 新築住宅の省エネ性能(みらいエコ住宅2026事業) 作成者:国土交通省・環境省(事業の公式サイト) 更新日:記載なし 確認日:2026年10月6日
- 間取り相談会 作成者:ハンズホーム 確認日:2026年10月6日
- 賢い家づくりセミナー 作成者:ハンズホーム 確認日:2026年10月6日
よくある質問
岡山の注文住宅の費用について、よく調べられる質問をまとめます。
岡山で注文住宅を建てる費用の相場はいくらですか?
住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査では、土地を別に用意した注文住宅の建設費は、岡山県で平均4,286万円(53件)、全国で平均3,932万円(3,272件)でした。フラット35を利用した人の平均です。土地から買う場合は、別に土地の費用がかかります。
土地から買う場合の総額はいくらですか?
同じ調査の土地付注文住宅では、建設費と土地取得費の合計が、岡山県で平均4,633万円(82件)、全国で平均5,007万円でした。土地の広さや場所で変わるため、目安として読んでください。
坪単価で会社を比べてもよいですか?
岡山の坪単価を示す公的な資料は、今回の調査では確認できませんでした。会社ごとに、建設費に含む工事の範囲が違う場合があります。含まれる範囲をそろえたうえで、見積もりで比べてください。
見積もりでは何を確かめればよいですか?
設計費や屋外の工事が含まれているか、断熱や耐震の等級は何を前提にしているか、設備のグレード、地盤の対策費、見積もりに入っていない費用を確かめます。同じ質問を各社に聞き、差の理由を確かめます。
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