断熱等性能等級とは?専門家が徹底解説|4・5・6の違いと基準・地域区分まで【岡山】

断熱等性能等級とは?専門家が徹底解説|4・5・6の違いと基準・地域区分まで【岡山】


目次

    断熱等性能等級とは?住宅性能表示制度における位置づけ

    「断熱等性能等級」とは、住宅の断熱性能(外皮性能)を評価する国の基準で、
    国が定める「住宅性能表示制度」の評価項目のひとつです。
    建物の壁・屋根・床・開口部など、外皮からの熱の出入りをどれだけ抑えられるかを数値で示し、
    等級が高いほど外気の影響を受けにくい、快適で省エネ性の高い住まいであることを意味します。

    なお、等級の基準値は「建築物省エネ法」で定められたUA値(外皮平均熱貫流率)に基づいており、
    住宅性能表示制度ではこの基準をもとに“等級”として段階的に評価しています。
    つまり、

    「省エネ法」=基準値を定める法律
    「住宅性能表示制度」=その基準をもとに性能を“見える化”する制度
    という関係になります。


    等級の数字が示すもの

    断熱等性能等級は、数値が高いほど断熱性能が高いことを示します。
    従来の最高水準だった「等級4」は2013年省エネ基準に相当しますが、
    2022年4月(令和4年)に国土交通省が制度を改正し、
    ZEHやHEAT20などの基準を参考にした等級5・6・7が新設されました(国交省告示第389号)。

    これにより、断熱性能の高い住宅をより明確に評価できる仕組みとなり、
    住宅の省エネ化・脱炭素化を促進する目的が強化されています。


    等級4・5・6の違いと性能水準

    等級主な基準相当水準岡山(6地域)のUA値目安
    等級4現行の省エネ基準(2013基準)最低限の省エネ住宅0.87以下
    等級5ZEH水準断熱+創エネによる省エネ住宅0.6以下
    等級6高断熱仕様(HEAT20 G2水準を参考)快適性・健康性重視の高性能住宅0.46以下

    ※UA値とは「外皮平均熱貫流率」の略で、住宅全体の断熱性能を数値化したものです。
    数値が小さいほど熱が逃げにくく、高性能であることを意味します。


    省エネ性・快適性との関係

    断熱性能が高い住宅では、外気の影響を受けにくく、冷暖房の効率が大幅に向上します。
    結果として、光熱費を抑えながら一年を通じて快適な室温を保てるのが特徴です。
    また、室温差が小さくなることでヒートショックのリスクが軽減され、
    健康的で長く安心して暮らせる住環境を実現します。

    ただし、省エネ性は断熱性能だけでなく、設備の効率や再生可能エネルギーの活用も含めて評価されます。
    そのため、等級5以上では断熱性能に加え、一次エネルギー消費量の削減基準も重要な要素となります。


    ハンズホームの推奨仕様(等級6・G2相当)

    岡山市北区を拠点とするハンズホームでは、
    断熱等性能等級6(HEAT20 G2水準)を次世代性能住宅として推奨しています。
    さらに、C値(気密性能)0.5以下を全棟で実現し、断熱性能を最大限に活かす高精度施工を行っています。

    これにより、「岡山の温暖な気候に適した断熱・気密バランス」を追求しながら、
    快適性・省エネ性・コストバランスの三立を実現しています。

    また、断熱性能や日射シミュレーション結果をもとに設計した住空間を、
    VR・高精細CGで体感的に確認できるのも特徴です。
    数値だけでは分かりにくい“住み心地”を、視覚的・体感的に理解できる仕組みを整えています。


    断熱等性能等級の調べ方

    1. 設計図書・性能評価書を確認する
       住宅性能評価書や建築確認申請書に、UA値やηAC値(冷房期の日射取得率)が記載されています。
    2. 施工会社に直接確認する
       一般の方が評価書を読解するのは難しいため、依頼先の工務店や設計事務所に
       「断熱等性能等級」「UA値」「C値」を確認するのが確実です。
    3. 実測値で確認する(気密測定)
       ハンズホームでは全棟で気密測定を実施し、C値0.5以下を保証しています。
       これは、図面上の性能だけでなく実測に裏づけられた性能であることを意味します。

    地域区分と断熱性能【岡山の場合】

    地域区分とは?

    日本は地域ごとの気候条件に応じて、1〜8の地域区分に分類されています。
    この区分により、必要な断熱性能(UA値の上限値)が異なります。
    寒冷地ほど断熱性能を高める必要があり、温暖地では過剰性能がコスト増につながるため、
    地域特性に合わせた最適設計が重要です。

    岡山の地域区分と適正性能

    岡山県の大半は地域区分6に属します。
    この地域では、等級5〜6(UA値0.6〜0.46以下)が最適な水準です。
    過度な断熱強化をせずとも、快適性と省エネ性を十分に両立できます。
    地元気候を理解した工務店であれば、性能過剰にならないバランス設計を提案できます。


    断熱性能が暮らしに与える効果

    • 冷暖房費の削減:断熱・気密が高まることで冷暖房効率が上がり、年間光熱費を低減。
    • 快適な室内環境:外気温の影響を受けにくく、夏涼しく冬暖かい安定した室温を維持。
    • 健康リスクの軽減:ヒートショックや結露を防ぎ、住まいの健康性を高める。
    • 住宅の長寿命化:内部結露の発生を抑え、構造材の劣化を防止。

    ハンズホームが提案する高断熱住宅

    • 全棟標準:耐震等級3・断熱等性能等級5〜6・C値0.5以下
       構造・断熱・気密の三要素を高水準で標準化。追加費用なしで全国でもトップクラスの性能を実現。
    • 第1種換気「せせらぎ」標準搭載
       室温を保ちながら新鮮な空気を取り込むダクトレス熱交換換気で、省エネと快適性を両立。
    • セレクトプランによる柔軟な設計対応
       「スタンダード/ライト/マルチ/平屋」など、ライフスタイルに応じたプラン選択が可能。
    • VR・高精細CGによる体感型設計
       完成前に暮らしをシミュレーションできるため、「思っていたのと違う」を防ぎます。

    まとめ|地域に最適な断熱性能を理解して後悔しない家づくりを

    • 等級4は従来の省エネ基準、等級5はZEH水準、等級6はHEAT20 G2水準を参考とした高断熱住宅。
    • 断熱性能は「高ければ良い」ではなく、「地域に適した水準を選ぶ」ことが重要です。
    • 岡山では、等級5〜6+C値0.5以下が快適性とコストの最適バランス。

    ハンズホームは、
    高性能 × デザイン × 手の届く価格」を理念に、
    岡山の気候に最適化した高断熱・高気密住宅を提供しています。
    地域の特性を知り尽くした設計で、性能と快適性の両立を実現します。

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